老眼や近視など視力回復に効くトレーニングって?
眼の老化・老眼は、「若年性老眼」という言葉があるように、今や中高年だけでなく若い年代にも広がる深刻な問題です。
あなたは、普段、なにげにスマホを見ている時、パソコンで仕事をしている時など、眼のかすみやチカチカすることを経験したことはありませんか?
そんな時は要注意!。
眼の使いすぎをケアすることは、視力改善の大切な要因です。
そのためには、日頃から注意するのはもちろんのこと、時には眼のトレーニングを施すのが良いとされます。
しかし、一概に「眼のトレーニング」と言われてもどうすれば良いのか検討もつきませんね。
そこでちょっと調べてみました。
ガボール(Gabor)パッチ式トレーニングが眼によい効果をもたらす!?
普段、簡単にできる眼のトレーニングとして、色々な方法・情報がネットに溢れていますが、その中の1つ、「ガボールパッチ」という方法を紹介したいと思います。
ガボールパッチは、視力回復も効果があるとされ、その効果は老眼にも近視にも効くそうです。
さっそくウィキペディアで調べてみると・・・
ガボール・フィルタ
線型フィルタの一種で、そのインパルス応答は調和関数とガウス関数をかけたものになっている。
畳み込み属性があるため、ガボールフィルタのインパルス応答のフーリエ変換は、調和関数のフーリエ変換とガウス関数のフーリエ変換の畳み込みになる。
などなど・・・
訳がわかりません。
なんか、画像処理のうんぬん・・・と記されていますが・・・
そこで、私なりに色々調べて、眼のトレーニングに関連していうと「ぼやけた縞模様」のことで、これを見ることがトレーニングになるそうです。
なぜトレーニングになるかというと、人間は、ばやけたモノを見るとき、脳がその画像を判断・処理しようと一生懸命に働き、眼への伝達効率が高まるのだそうです。
つまり、視力を高めるには脳を活性化することが大切だという説です。
ガボールパッチの効果は様々な学術機関でも証明されています
ガボールパッチは1971年にノーベル物理学賞を受賞したデニス・ガボールという物理学者が考案したそうで、世界で唯一、その効果が科学的に実証された視力回復法だそうです。
アメリカのカンザス大学では、ガボールパッチを使ったトレーニングを3ヵ月行った近視や老眼の患者38人の全員の視力が向上。
近くの物を見る視力が平均で0.3アップしたという研究が報告されています。
また、他にもカリフォルニア大などの研究機関でその効果が明らかになり、『ニューヨーク・タイムズ』でも報じられたそうです。
さらにテレビ東京『主治医が見つかる相談所』で、女優で歌手の沢田亜矢子さん(69歳)が実践し、1カ月で視力が0.4もアップしています。
なるほど、これは効果がありそうです。
ガボールパッチは、眼科医・平松類氏が日本に紹介
ガボールパッチを日本で初めて紹介したのは、眼科医の平松類氏。
平松氏は、15万部突破で話題になった『老人の取扱説明書』の著者であり緑内障、白内障、老眼など、目に関する研究や著書も多数発表されています。
上記の沢田亜矢子さんの実践でも、平松氏監修のもと行われています。
詳しく知りたい方は、平松氏の著書を読んでみるのも一考です。
ガボールパッチはネットアプリでも実践することができます
あなたの視力低下の要因が脳機能もしくはピント調節機能の低下による場合、ガボールパッチ式で効果がみられるかもしれません。
今ではネット上やアプリでも実践できるモノがでています。
少しの空いた時間にでも、毎日5分程度試してみるだけでも眼の保養・視力回復の効果が体感できるそうです。
一度試してみてはいかがでしょう?
アメリカでも実証されているガボールパッチ式トレーニングアプリ
また、ガボールパッチに関連して、カリフォルニア大学のリバーサイド校で神経科学者として勤めるアーロン・ザイツ氏は、リバーサイド校の野球チームに所属する19人の選手に彼がガボールパッチを応用したアプリ(UltimEys)を使用し実験したそうです。
※実験に使われたアプリ(UltimEys)の画像
実験の結果、アプリを使用した19人の被験者たちの「はっきりと物が見える距離」が、平均で31%も伸びたそう。
さらに、25分間隔でこのアプリを30回使用した後に被験者の視力を測定してみたところ、大半の視力が1.0を超え、そのうち7人は視力が2.6を超え、大幅に視力が向上したとのこと。
アーロン・ザイツ氏によると、このアプリ(UltimEys)は物理的に目や目の筋肉を改善するというものではなく、「神経細胞の可塑性」を応用したものだそうです。
脳の視覚に関係してくる部分である視覚野を鍛えるもので、視覚から入ってくる情報を脳が効率的に処理できるようにトレーニングしているそうです。
以上の事からも視力の低下、老化・老眼に脳の働きは大きな影響を与えているようで、毎日少しのトレーニングで、視力低下や老眼の進行が遅れるならトライしてみるのもいいですね。
少しでも老眼から解放されたら、日頃不自由に感じる細かい文字にも、いちいち度数の違う老眼鏡をかけ直す手間も少なくなるかも知れませんね。